名前は知っていても、具体的にどんなものなのかまだ理解していない人も多いビットコイン。稼げるという話題が多く耳に入ってきますが、もちろんデメリットもあるので、両者をしっかり把握しておくことが重要です。ビットコインのメリットと、気を付けたいデメリットについてご紹介します。
誰にも知られず所有できて、インフレもないのがメリット
ビットコインは仮想通貨ですが、その特徴を生かしてスムーズな取引をすることができます。
ネット上で完結するので海外と日本で送金する場合も最短で数十分。また手数料もほぼないに等しいと言えます。
現在主流のクレジットカード決済よりもセキュリティ面は高いので、誰にいくら支払ったかなどは公開されることもありません。
匿名で募金する事も可能です。価値の変動のタイミングに合わせて売買すれば資産を増やすこともできますよね。
そして最大のメリットは、その価値が現存の通貨とは異なる事。円やドルと言った通貨は流通量の増減によって物価に影響を与えますが、ビットコインには2100万という埋蔵量が定められています。つまり、新たにビットコインが作られてインフレになる事もないのが人気の理由なのです。
価値の急騰・急落の差が激しく、保存資産には向いていない
では、デメリットは何処にあるかというと、まず大きなデメリットは価格の暴騰と暴落になるでしょう。
メディアでも話題になった通り、最近では1ビットコインの価値が200万円以上まで上昇しました。しかし急落して10万円台まで下がってしまった事もあるので、長期保存する為の資産としては使えません。
結局は取引するタイミングで利益が確定します。場合によっては相続できない可能性もあり、所有者が亡くなった時の対処も不明確と言うのも難点です。
また、国からの保証もないのでここは難しいところになるでしょう。通常の電子 マネーのように管理している企業が居ないので、万が一の盗難などでも誰も保証してくれません。個人管理に完全に任されている状態なのでこれが大きなリスクです。
このように、ビットコインにはメリットとは真逆のデメリットがあります。両者を十分理解してからでないと、うかつに手を出すのは危険ともいえるので、興味があるのなら、まずはじっくりと仕組みやリスクを学んでおくことをおすすめします。